2015年8月16日日曜日

確定拠出リスク 郵政3社11月4日上場

先週から中国人民元レート決定の10時15分ということが確定拠出スイッチング時のリスクの1つとなりましたが、今年のもう一つのリスクと言えば、郵政3社の大型上場があることと想定しています。

数日前に、郵政3社、11月4日に上場。日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の郵政3社上場で、東京証券取引所は9月10日に上場承認を決定する方針であることをロイターが報じました。

同じような大型上場の例として、1993年10月26日、JR東日本が上場(公募価格38万円、初値60万円)したそのころの状況を調べてみたら次の通りでした。
日経平均は終値を書いてありますが、今現在の水準に近いのでイメージしやすいと思います。
この過去実績から言えることは、大型上場がある場合1ヶ月前から1,000円程度下落し、上場後1ヶ月で5,000円程度大幅下落を続ける。そして、大納会を迎えても元に戻さないこと。

 9月 3日:日経平均21,116.21円。[ 基準日 ]《高値》
 9月30日:日経平均20,105.71円。[▼1,010.50]
10月25日:日経平均20,309.33円。[▼  806.88]
10月26日:日経平均20,023.60円。[▼1,092.61]《JR東日本上場》
10月29日:日経平均19,702.97円。[▼1,413.24]
11月15日:日経平均18,074.61円。[▼3,041.60]
11月29日:日経平均16,078.71円。[▼5,037.50]《底値》
11月30日:日経平均16,406.54円。[▼4,709.67]
12月15日:日経平均17,489.15円。[▼3,627.06]
12月30日:日経平均17,417.24円。[▼3,698.97]

大変恐いでしょう。



一方、8月17日(月)8時50分に4~6月期GDP速報値が発表されますが、予想前期比年率1.8%減で3Qぶりのマイナス成長になると見込まれています。
これによって、追加緩和期待が高まると思います。
スケジュール的には、9月14~15日開催の日銀金融政策決定会合で黒田バズーカ3の追加緩和があるかも?
但し、FOMCが9月16~17日、結果発表18日早朝なので、米金利利上げ被りそうなので、気を遣うかも?
また、シルバーウィーク(9月19日土曜日~23日水曜日・秋分の日まで5連休)となるので18日金曜日に、米利上げ、黒田バズーカが発表されると想定しても、どっちかというと、米利上げに備えてリスクオフが勝っていると思って、そのように行動しているかもしれません。または、バズーカが空砲になってしまいます。

その次の日銀金融決定会合は10月6~7日です。

ここで大きな関係があるのが、前出の郵政の上場の話しになります。
市場を活況な状況にもっていった状態で上場するように調整するのではないかと思います。
東京証券取引所9月10日承認、11月4日上場スケジュールであれば、IPOのブック・ビルディング期間、公募価格決定と進むので、10月20日頃には決まっていなければなりません。つまり、ちょっとタイミングが遅い気がします?

さて、どう動くのでしょうか?興味津々。



「いいね!」と思ったら、ポチッと押してください。
   ↓
にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿